口腔マイクロバイオームとは?「除菌」だけではない新しいオーラルケアの考え方
目次
- 口腔マイクロバイオームとは
- 口の中には700種類以上の微生物が存在する
- 「すべての菌が悪い」は誤解
- なぜ今、世界中で研究が進んでいるのか
- 腸活の次は「口活」の時代へ
- オーラルプロバイオティクスという新しい選択肢
- 毎日のセルフケアで大切なこと
- まとめ
- DOROSCRUBが提案する「MUD GROOMING™」
- あわせて読みたい
- 参考文献
口腔マイクロバイオームとは
毎日歯を磨いているのに、
- 朝起きると口の中がネバつく
- 口臭が気になる
- 口の中がスッキリしない
と感じたことはありませんか。
もちろん、歯みがきは口腔ケアの基本です。
しかし近年では、「汚れを落とすこと」だけではなく、口の中に存在する微生物全体のバランスにも注目が集まっています。
この考え方が口腔マイクロバイオームです。
マイクロバイオーム(Microbiome)とは、人の体内や体表に存在する細菌・真菌など、多様な微生物と、それらが形成する生態系全体を指します。
口の中にも数多くの微生物が存在し、それぞれがバランスを保ちながら共存しています。
口の中には700種類以上の微生物が存在する
私たちの口の中には、700種類以上の微生物が存在すると報告されています。
さらに口の中は一つの環境ではありません。
例えば、
- 舌
- 歯の表面
- 歯ぐき
- 頬の内側
- 唾液
- 歯周ポケット
など、それぞれ環境が異なるため、生息する微生物も異なります。
酸素が豊富な場所を好む微生物もあれば、歯周ポケットのように酸素の少ない環境を好む微生物もいます。
このように、口の中は人体の中でも非常に複雑な微生物の生態系なのです。
「すべての菌が悪い」は誤解
オーラルケアというと、
「菌をなくす」
というイメージを持つ方も少なくありません。
しかし近年では、すべての菌をなくすことが良いとは考えられていません。
私たちの口の中には、
- 健やかな口腔環境の維持に関わる菌
- 増えすぎることでトラブルの原因となる菌
が共存しています。
重要なのは、菌をゼロにすることではなく、健やかな菌バランスを維持することです。
この考え方が口腔マイクロバイオーム研究の基本となっています。
なぜ今、世界中で研究が進んでいるのか
DNA解析技術の進歩により、これまで詳しく調べることが難しかった口腔内の微生物について、多くのことが分かるようになりました。
現在では、
- 歯周病との関連
- 心血管疾患との関連
- 糖尿病との関連
- 認知機能との関連
- 免疫機能との関連
など、多くのテーマで研究が進められています。
これらは因果関係がすべて明らかになっているわけではありませんが、口腔環境との関連について数多くの研究が報告されています。
また、世界最大級のプロバイオティクス国際会議「IPA Probiota」でも口腔マイクロバイオームが主要テーマとして取り上げられるなど、世界中で注目されています。
腸活の次は「口活」の時代へ
「腸活」という言葉は、多くの人に知られるようになりました。
そして今、新たに注目されているのが**「口活」**ともいえる口腔マイクロバイオームです。
口は、食べ物や飲み物、空気が最初に通る入り口です。
だからこそ毎日のオーラルケアでは、
「汚れを落とす」
だけではなく、
「健やかな口腔環境を維持する」
という考え方が重要になっています。
オーラルプロバイオティクスという新しい選択肢
このような背景から注目されているのがオーラルプロバイオティクスです。
一般的なプロバイオティクスが腸内環境を対象としているのに対し、オーラルプロバイオティクスは口腔内での利用を目的として研究されています。
代表的な口腔由来菌株として、
- BLIS K12®
- BLIS M18®
があります。
どちらもStreptococcus salivarius由来の菌株として、世界中で研究が進められています。
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
- オーラルプロバイオティクスとは?新しい口腔ケアの考え方
- BLIS K12®とは?世界中で研究が進む口腔由来プロバイオティクス
- BLIS M18®とは?歯と歯ぐきの健康をサポートする口腔由来プロバイオティクス
毎日のセルフケアで大切なこと
口腔マイクロバイオームを意識したケアでも、基本は毎日のセルフケアです。
- 丁寧な歯みがき
- デンタルフロス・歯間ブラシ
- 舌の清掃
- バランスの良い食生活
- 定期的な歯科検診
こうした基本的な習慣を続けることが、健やかな口腔環境につながります。
まとめ
口腔マイクロバイオームは、「菌をなくす」という考え方から、「健やかな菌バランスを維持する」という新しいオーラルケアの考え方へと私たちを導いています。
近年では、オーラルプロバイオティクスやBLIS K12®・BLIS M18®など、口腔由来菌株に関する研究も進み、口腔環境全体を見つめる新しいアプローチが世界中で注目されています。
これからのオーラルケアは、歯を磨くだけではなく、口腔環境そのものを理解する時代へと進んでいくでしょう。
DOROSCRUBが提案する「MUD GROOMING™」
DOROSCRUBは、**泥で磨くグルーミングケア「MUD GROOMING™」**を提唱しています。
私たちが考えるグルーミングとは、髪や肌を整えることだけではありません。
頭皮・肌・口腔・身体を日々ケアし、清潔感を保ち、自信を育むライフスタイルそのものだと考えています。
口腔マイクロバイオームという考え方も、その一つです。
口臭だけに目を向けるのではなく、口腔環境全体を健やかに保つことも、毎日のグルーミングにつながります。
DOROSCRUBは、泥の可能性と最新の研究に着目しながら、頭皮・肌・口腔・身体をトータルでサポートするグルーミングケアを提案しています。
泥で磨く。
清潔感を磨く。
自信を磨く。
それが、DOROSCRUBが提唱する「MUD GROOMING™」です。
あわせて読みたい
口腔マイクロバイオームについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
ブランドコンセプト
- MUD GROOMING™とは?泥で磨く新しいメンズグルーミングケア
オーラルケアの基礎知識
- オーラルプロバイオティクスとは?新しい口腔ケアの考え方
- 口臭の原因とは?舌苔・歯周病・唾液との関係を解説
口腔由来プロバイオティクス
- BLIS K12®とは?世界中で研究が進む口腔由来プロバイオティクス
- BLIS M18®とは?歯と歯ぐきの健康をサポートする口腔由来プロバイオティクス
参考文献
- Human Oral Microbiome Database (eHOMD).
The Human Oral Microbiome Database.
https://www.homd.org/ - Kilian M, Chapple ILC, Hannig M, et al.
The oral microbiome – an update for oral healthcare professionals.
British Dental Journal. 2016. - Marsh PD, Zaura E.
The oral microbiome: diversity, biogeography and human health.
Nature Reviews Microbiology. 2024. - Hale JDF, Burton JP, Tagg JR, et al.
Beneficial modulation of human health in the oral cavity and beyond using BLIS-producing probiotics.
Frontiers in Microbiology. 2023. - BLIS Technologies.
Clinical Studies.
https://blis.co.nz/clinical-studies/
注記
本記事は、国内外で公開されている学術論文、公的データベースおよびBLIS Technologiesが公開する科学資料をもとに、口腔マイクロバイオームに関する研究動向を紹介することを目的として作成しています。
掲載内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の食品・成分・製品の効果や効能を示すものではありません。研究は現在も進展しており、新たな知見が継続的に報告されています。なお、口腔の状態や気になる症状がある場合は、歯科医師などの専門家にご相談ください。